世界文化遺産に登録された富士山 江戸時代の庶民は富士山を信仰の対象として崇めていた。もっと古くは、平安時代初期の都良香《富士山記》には,活火山であった富士の噴煙がたなびくありさまを,白衣の美女2人が山峰で舞うと表現しており,山神が女神であることを示している。 江戸時代から、富士山にお参りする信仰が盛んだったが、一般庶民はそう簡単には行けない。そこで考えついたのが、身近な所に富士山のミニチュアを作り、誰もが富士参拝を出来るように築いたのが「富士塚」。 東京都内には多くの富士塚が残っている。品川にある品川富士もそんな富士塚の一つである。 (平成26年10月12日 散策) |
京浜急行北品川駅を出るとすぐ前が第一京浜国道で、左方向に品川神社の鳥居が見える。鳥居をくぐって急な石段を上がって行くと、品川富士の入口の鳥居が建っている。 |
1合目から緩い石段となり、概ね5段毎に何合目を示す石柱が立っていて、25段目で5合目となり、50段で登り切った山頂は6畳ほどの広さで、若者が一人もの思いに耽って座っていた。 頂上からは東側の展望が開けていて、天王洲のビル群や、レインボーブリッジが見えました。 |
登山道入り口 | 1合目 |
3合目 | 6合目 | 山 頂 |
下山後、品川神社本殿の境内の端に浅間神社があり、その脇に、 「富士」+「カエル」で「ふじかえる」=「無事帰る」の石像がある。 東日本大震災の影響で落石の危険があったため、一時期立入禁止になっていたが、現在は自由に上ることが出来ます。 東京都内にはこのような富士塚が50か所ほどあるそうです。 |